世間はいつから「不倫」に対して、このような厳しい目を向けるようになったのでしょうか?
どう見ても「浮気」というレベルの「おイタ」でさえ「許すべきではない!」という風潮もどうかと思いませんか?
「不倫」がバレてしまった有名人は謝罪。その謝罪のしかたにも難癖をつけられる。
仕事がなくなり、家族も失うのであれば、そんなリスキーな「不倫」なんてしたくなくなりますよね。
やっちゃいけないからしたい不倫
不倫とはなんでしょう?
不倫(ふりん)は本来は、倫理から外れたこと、人の道から外れたことを意味する。近年では特に、近代的な結婚制度(一夫一婦制)から逸脱した男女関係、すなわち配偶者のある男や女が配偶者以外の異性と恋愛し、性交を行うことを指して用いられる
つまり、砕けた言い方をすれば「やっちゃいけないこと」という意味ですね。しかし、人間というのはどうしてもやっちゃいけないと言われたことほどしてしまいたくなるものです。
絶対に押してはいけない、なんてボタンが目の前にあったら押したくなりますもんね。
そんなわけで世の中には、不倫願望のある男女というのは潜在的にはとても多いのが実情です。もっとも、日常生活ではおおっぴらに表には出せませんので見えづらくはありますが……インターネットなど、顔が見えなくて匿名性の高い場所では、びっくりするほどあけすけに不倫願望を垂れ流してる人が多いものです。
それでも不倫したい
しかし、それでもしたい「不倫」。あえて「不倫」をしたいわけではないけど、自分か既婚者だったら、「恋すれば不倫」もしくは「恋すれば離婚」です。
どっちを選びますか? ……不倫ですね。
40~50代以上の人は、恋愛に貪欲で、不用意に恋に落ちる傾向があるといわれています。
ドイツの経済学者の著書「恋愛と贅沢と資本主義」によると、恋して散財することこそが経済を豊かにするといっています。恋愛による散財とは相手に貢ぐことだけではありません。
身なりを整えたり、高いお店で飲食したり、安いラブホではなくそこそこの高級ホテルのいい部屋をとったり、相手を喜ばせるためにお金を使うこともあります。また、出張と称して一緒に旅行することも、立派な経済活動になるのです!
しかし、この考えに理解を示すのは、40~50代以上の「バブル期体験者」だけです。
これより若い世代は「不況」しか知りません。恋愛による散財も体験しておらず、恋愛以外の生活っぷりをみても「禁欲・節約こそが身を助く」といわんばかりです。
これは別の経済学者が提唱した「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」に近いものです。いまの若者と40~50代以上では、恋愛における大きな思想の違いがあるのです。
不倫は楽しい
なぜ、そうまでして不倫をしたがるのかといえば……やはり、楽しいからです。
いまの日常が、毎日とても充実していて楽しい!と言い切れるという人はとても少ないのではないでしょうか? なにかしらの不満を抱え、そして代わり映えのない毎日に退屈している、そんな人達が大多数なのではないでしょうか。
この傾向は特に女性にとって多いようです。主婦なんかは社会との接点がほとんどなく、ヘタしたら1日誰とも話さずに家に籠りっぱなしということもザラ
とは言っても、昔は物理的に難しい部分がありました。何しろ外の
しかし、今はどうでしょうか? パソコンなり携帯電話があれば、とても気軽にインターネットに接続でき、そこではいろんな人との交流を楽しむことが出来ます。これはとても画期的なことであり、今の主婦の暇つぶしはもっぱらネットがらみということが多いです。
この時代に生まれたからには不倫セックスを楽しみまくらなければ損なのです。
40~50代以上の恋愛はどのようにあるべき
では、40~50代以上の恋愛はどのようにあるべきでしょうか?
1.同世代で楽しむ
せっかくリスクをおかして「不倫」するのだから、相手は若いほうがいい!と思いがちですが、もっとも安全に「不倫」ができる相手は、同じ世代の女性です。恋愛に貪欲で不用意に恋をしやすい40~50代以上の女性をターゲットにしましょう。
2.若者を洗脳する
どうしても若さにこだわりたいのなら、若者を洗脳するしかありません。「散財って素晴らしい!不倫も経済活動の一環よ!」となるまでお金をつかうしかありません。これは「貢ぐ」のではありません。若者みずからがお金と恋愛に対し貪欲になるように改心させる、そのくらいの気合が必要です。
最後にもう1点。
若者にすり寄るために、自身が「禁欲・節約派」に改心することはできません。「禁欲」すれば、「不倫」という大前提が成り立たなくなってしまいます。中高年こそ、恋して散財して経済を支えてきましょう。